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【カナリア孝】なぜガルーダなのか?下

どうも、素破です。
~前回までのあらすじ~
ガルーダ会長「(同心円で広域監視してるケットシーを鳥目で見ながら)あいつワシより強くねー?」

■女神杯
ところが13年2月、女神杯である。
自分はカナリアでのガルーダ無し風ブックを模索しつつもオンライン予選の成績はパッとせず、どっちにしろ当日行けないこともありモチベーションが薄れ始めていた頃だった。結局は中速水ベースの環境だろう・・・しかしその予想に反して優勝ブックをはじめガルーダは多数登場し、自分が想定していたカナリア環境とは大きく異なるのだった。

なぜカナリアでガルーダなのか?この時上がってきたブック群から受けた印象をまとめると、
◆風被り協調による耐久型
◆風被りを徹底的に刈り取る型
◆土地優位を見越した走り・踏ませ型
などなど、同じガルーダでも目的や想定している環境が様々であった事だ。これらの共通項として、ホーリーラマとナイトの存在に注目しつつ今回は考えていきたい。

■走と攻
このマップでホーリーラマが強いのは一目瞭然だ。テレポやリコールで圧迫されているスペル枠を緩和できるのみならず、スペルターンに別の事をできるのが大きい。高額回避からハメ、トランス(カナリアはLv3~4が多い)と幅広く使えて、足のバリエーションが増えるのも価値を上げている。これらは偏に風の立地と領地コマンド造成から来ている。
一方ナイトは、単純に水が人気であるゆえにLv1戦での活躍が期待できる点。火も有力候補である以上イール一辺倒な構成は危ういし、水被りのコロッサス(プリン)が鬱陶しい。前回述べた援護殺しの主役グレンデルを意識した点などから、領地コスト無しで使いやすいナイトが採用されていると考えられる。風はコロッサスを採用する利点が薄いため、ST70をアイテム無しで出せない。条件付きとは言え、ナイトはマップや環境に合っているのだ。
ラマやナイトは風でなくとも、傭兵や多色風要員として採用されやすい。風土地の優位と合わせて、ガルーダは被れば良し、被らなければ尚良しの構えなのかもしれない。単に立地の良さ=被り無双という視点も否めない。

■どう守るか
ガルーダを添え物として見た時に、気になるのが拠点候補。当時自分はレベラー最強生物説を唱えていたのだが、風はこれがなかなか難しい。水火の環境下でナイキーは信用できず、蝿王は重く、ミルメコやウロボロスも心許ない。
デコイなどで凌ぐのも手だが、ラマやナイトがいる意味を拡大していくと、土地を取られる前提という一つの形が見えてくる。

確定で6を出せるラマと連鎖切りに強いナイトは、高いリカバリーを主張している。脆かろうと周りに速度を合わせ、一旦沈んだなら他を浮かせてる間に粛々と準備を進めていくわけだ。意図的に狙って沈めるわけではないため、タイミング次第で致命打にもなってしまうのが難しい所だが、決勝時の八朔さんのリカバリーは理想的。その対戦動画とブックのリンクを掲載させていただく。
動画 対戦開始は16分40秒頃から
ブック
ちなみに自分がカナリアガルーダ本を組む場合、このような形は出てこなかった。アイテム回りが特にそうだが、沈む場合と「何も起きない」場合の寄せきり両方を睨んだ、意欲的なブックであるように思う。この構想は後の衝撃的な宇宙一リーグ、とある一戦にも繋がっていたのかもしれない。

風の脆さを補うべく窮屈なブック、プレイで薄氷を渡るのではなしに、一度沈んだ形で他者を追い込む立ち位置に自分を置く。風クリが減るのではなくこれから増えていくという見方なら、ガルーダが使われる理由としても合点がいく。言ってしまえば展開次第、他力を念頭に置いた柔軟さがガルーダを選択する動機となるのではないか、という所に落ち着いた。それ程にカナリアというマップは何が飛び出してくるかわからないからだ。

■結局カナリアでガルーダは強いのか
7~8月。期待を持って騎士道杯予選、頻繁にガルーダを試してみたが、まだまだ難しい。ガルーダ本はとにかく脆さや展開のあやに左右されやすい面が気になる。要因として序盤の連鎖組みがうまくいきすぎる(ラマ)事による厳しいマークや、踏みからあっという間に決着してしまうワンサイド展開の発生が挙げられる。他力や展開次第とは言ったものの、マップ形状が8の字の変型であることから、それぞれの猶予ははるかに短いのだ。
ガルーダ、風の場合どうしても土地干渉になりやすい。バイミス、アンチェレ、シニリティ。またはプニルナイキー、アーチャー。自分はここに最強生物レベラーも推したい所だが、瞬間的に効果を及ぼす干渉スペルといまいち相性が良くないため、刹那のストッパーとして力不足に感じる事が多い。この辺りをクリアしつつ積極的に盤面作りを主導していければ、ウザ~くガルーダ無双を演出できると思う。

現時点のまとめとして、カナリアガルーダは様々なタイプに派生し可能性を感じさせるものの、型の根本的な問題解決に至るにはクリアしなければならない課題が多すぎる。しかし土地優位を活かした序盤からのワンサイドゲーム、または他者浮きから追い込む乱戦を提示できれば、他色以上のパフォーマンスを発揮することもなくはない。
両極端で展開に左右されやすいが、アドリブよりもブック段階からの構想力が試されるという意味で、非常にやりがいのある型ではないでしょうか。僕は水が好きです。

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