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映画スラムダンク★ネタバレ有り★感想①
- 2022-12-06 /
- 音楽・本・映画・アニメ・ドラマ
どうも、がふです。
映画THE FIRST SLAM DUNKの感想、こちらは★★★ネタバレ有り版★★★です!
ネタバレ無し版は1つ前の記事にあります。
映画THE FIRST SLAM DUNKの感想、こちらは★★★ネタバレ有り版★★★です!
ネタバレ無し版は1つ前の記事にあります。
長くなったので分けます。
今回は宮城リョータ編。
◾️宮城の追加エピソードについて
頻繁に挟まる回想シーンは、確かに映画全体のテンポを落とす要因にはなってはいたかなと。ただ、湘北メンバーで原作唯一掘り下げがされていなかったキャラクターでもあり、リョータの前日譚、そしてまさかの後日談とその後まで描かれているとは思いもしませんでした。一応、映画の公式サイトではキャストの先頭に宮城リョータの名前が来ているので、彼が主役の映画というのは何となく察しはついていたものの(ネタバレを感じさせないために身長順またはポジション順になっている?)。沢北に続いて渡米後、プロ選手として活躍しマッチアップするなんて、予想の遥か上を行かれる内容となっていました。
兄が亡くなっている(または行方不明)、沖縄、海辺の秘密基地などのエピソードは、読み切り作品「ピアス」の主人公りょうたと共通する所が多い(同一人物かどうかは、同作のあやこも含め不明)。また井上先生自身の沖縄への思いなどもあって、それを託された宮城リョータというキャラクターの内面が、今回の映画でより丁寧に描かれているのを観る事が出来て大変満足です。原作からの枝分かれという捉え方が正しいのかもしれないが、元の原作の解釈を邪魔しない、良い肉付け・追加ストーリーだったと思う。演出面はちょっとグレ気味の17歳という雰囲気に、声優さんの声も非常にマッチしていたと思うし、90年代後半当時は日本人の学生にこんな頭のやついねーだろと思って見ていたパーマとツーブロックも、なんだか今風の組み合わせで笑えてきます。5人の中で一番今っぽい若者感出ているのがリョータかもしれない。というかスラダンのキャラは老けすぎで未だに殆どのキャラが30代に見えるんだが!?
少し気になった点もあります。幼かったとはいえ、リョータの妹は流石に家庭内の禁句ワード連発でそりゃお母さん泣くわと思ってしまった。誕生日ケーキのシーンも腑に落ちない。リョータがプレートを割って半分にしたり、自分の方だけ握り潰して砕いていた描写はまあ言いたい事は分かるんだけど。広島のIH出発の前日にそんなメンタルだったのかーと思うと、かなり重い。
◾️バイク事故と「おかえり」だけはイマイチ
原作でのリョータ加入は、陵南高校との練習試合後〜IH神奈川予選前の期間となっているが、三井一派に目を付けられて屋上で乱闘した後にバイク事故の(それも首にコルセットをして、覚醒後受け応えが覚束無い程の)大怪我で入院しているため、少なくともリョータがまだ1年生、つまり桜木流川が入学するよりも前の長い期間、学校には来ていなかった可能性が高い。なにしろ三井も前歯折られてるし。そんな大怪我をして、リョータは留年せず本当に進級できたのか?という疑問は残る。リョータはどのくらいの期間バスケ部から離れていたのか?
時系列で追ってみる(脱線がクソ長くてスミマセン)。作中では時間はJC単行本31巻のボリュームで約4ヶ月しか進んでいない。山王戦はIH2回戦であり、8月3日11:30に行われている。逆算すると神奈川県予選最終の陵南戦が遅くとも7月中旬頃?4校での決勝リーグやその前の予選1〜4回戦は平日に行われている描写もあるが、何戦かは同日開催があったとしても、神奈川県予選大会が始まったのは6月中と思われる。その前の期間に三井一派の体育館乱入事件と、さらに前に陵南高校の練習試合がある。乱入事件から神奈川県予選1回戦までは殆ど期間が開いてないと思われるが、乱入事件の少し前にリョータはバスケ部へ復帰しているので、時期としては恐らく5月下旬〜6月上旬頃だと予想される。仮にバイク事故が全治3ヶ月とすると、高校1年の3月はほぼ登校していない可能性が出てくる。多くの高校は授業日数の2/3の出席が進級条件となっており、授業日数は200日前後の所が多い。そのため欠席できる日数は65日前後と言うことになる。物語の時系列と怪我が全治3ヶ月(仮)という条件であれば、一応進級条件は満たしてはいる。屋上乱闘後に雪が降るので、そこからすぐにバイク事故を起こしている場合は12月下旬〜2月下旬くらいと予想される。するとやはり欠席可能日数の65日に引っ掛かり、進級は怪しくなってくる。
ここで何が言いたいのかと言うと、原作の序盤には「入院している」という理由で登場していなかったリョータだが、今回追加されたエピソードでは重篤なバイク事故に遭っていた事が明かされた。家族との関係性もあり、そこまで重いバックボーンを背負わせる必要はあったのか?という印象が残った。リョータまわりの追加エピソードがとにかくシリアスで重いのだ。普通に死んでいたかもしれないというのはショックだった。
音楽/音響やバスケシーンの迫力と疾走感が大変素晴らしく完成度が高いため、トーンダウンした回想で人物を掘り下げていく事で、映画全体のテンポは落ちるもののメリハリが付けられていたとは思う。さらに湘北メンバー5人でこのようなストーリーを追加できるキャラが他にいないというのも分かる。(三井とゴリは原作で過去の描写があるし、桜木流川についてはパーソナルな過去の掘り下げは個人的にはしてほしくない派である。桜木は原作に父親関連で数ページ、流川は旧作映画で一応ある。)
リョータは三井一派と乱闘して入院に至ったんだなーと観ている時は思ったものの、その後唐突にスクーターで走り出し事故に遭う。
このバイク事故については、最終的に母親との関係改善に繋げるため、物語の流れを作る上で用意したように思えてしまう。一時期ドラマや大作ゲームで連発された「おかえり」を、まさか大好きな原作漫画のリメイクとも言えるスポーツアニメの映画の終盤で、令和になっても未だに見せられるか〜〜というのが正直な感想。そのシーンだけは少し冷めてしまった。まあそれだけ、飾らない普遍的な表現という事なのかな。リョータの過去としてはそこまで不満のないエピソードであったが、母親と妹がどういう人物なのか殆ど分からないまま、上手くいっていない母子家庭の様子が流れていくので、バスケを通じて母親が何をどう感じておかえりに至ったのかがいまいち伝わりづらいように思う。山王戦の会場に来ている描写はあったが、母親の心理描写は殆ど無く終盤のリョータとの会話で読み解くしかない。とは言えそこを細かに描けというのも何か違う気がするが。
一方でバイク事故についてはもう一つ考察がある。井上雄彦作の別のバスケ漫画「リアル」は、障がいや車イスでの競技バスケがテーマとなっている。序盤の数巻しか読めていないため詳細には書けないが、主人公の一人の野宮はバイクで同乗者を下半身付随にしてしまう事故を起こしている。この野宮のアナザーストーリーとして、別の世界線ではリョータの今回のエピソードがあり、バスケを通じてそれぞれが懸命に生きているという、井上作品の繋がりを感じさせる作りになっているのかも?と予想。あくまで推測ではあるが。これならもう少し納得は行く。
ちなみに野宮という名前。桜木軍団の「他」は野間と高宮ですね。あと大楠。バスケをする主人公の良き理解者という事で関連しているのだろうか。そう言えば桜木軍団もスクーター4人乗りだったり5人乗りしてましたね。
◾️続編への期待
映画ラストで海外選手の中に山王沢北がおり、その対戦相手にはまさかの宮城リョータがいるという驚きの描写があった。リョータがプロというのも意外だったし、山王戦でオールコートゾーンプレス以外ほぼ絡みの無かった沢北とのマッチアップというのも新鮮だった(ハーフコートマンツーマンで沢北が床を叩いてリョータを迎え撃つ様子が、王者山王のエースと一介の高校のガードという構図から、リョータ個人を認識してる関係性に変化していてめちゃくちゃ良かった)。日本人と現地選手の身長差という都合もあろうが、ガードのこの組み合わせは全く予想していなかったので度肝を抜かれました。
時を経て元日本最強高校生とマッチアップする事になったリョータですが、作中も常に辛いマッチアップが続く苦労人。同じPGの翔陽藤真、海南牧、山王深津など全国トップの選手が並び、他のポジションと比べて見せ場は控え目(まあ原作は花道とミッチーの物語だからね)。そんなリョータが如何にしてプロに至ったのか、気になる所です。
今回の映画は原作通りの山王戦が描かれているわけですが、試合の描写で1点だけ改変がありました。それが円陣とそこでの声掛けです。ゴリがリョータに仕切るよう促がすあのシーン。これがまさに、映画のタイトル通り続編がある事を示唆しているんじゃないかと期待してしまいます。前述の全国トップクラスのガードは皆3年です(板倉は2年だけど。ボボォン!)。原作で牧については、冬の大会にも出る事が言及されているものの、リョータがキャプテンとして率いる翌年春からの高校バスケには、これらの選手はいません。2年は仙道がまだいるので、司令塔としてPGになってる可能性も無くはないけど、ヤツは流川のライバル(師匠?)だからね。
このままリョータを物語の軸として、翌年の湘北高校の試合が完全新規で描かれるのではないか、というのが一つ目の予想になります。その過程で三井のラスト試合が描かれるのか留年するのか、全日本ジュニアから戻った流川がプロに進むのか否か、そして花道が復活するのかどうか等々(ゴリは?)、スラムダンク第一部完のその後が気になったまま20年以上待っている読者の期待に応える続編が、映画版で来るのではないかと想像せずにはいられない訳です。The Firstの意味が初めてスラムダンクを観る方にも、というような意味合いらしいので、続編は無いのかもしれませんが、やはりキービジュアルのタイトルロゴが不自然に途中で切れているのがどうしても気になるのですよね。他のチームの分もあるんじゃないだろうか?
一旦落ち着きます。そもそも宮城リョータが主役だった事自体が意外な訳で、原作はやはり桜木花道の成長物語なのです。劇中何故か大幅カットされた花道関連の描写をメインに、他のキャラについての感想も次回書いていきたいと思います。宮城リョータ編はこれにておしまいです。
今回は宮城リョータ編。
◾️宮城の追加エピソードについて
頻繁に挟まる回想シーンは、確かに映画全体のテンポを落とす要因にはなってはいたかなと。ただ、湘北メンバーで原作唯一掘り下げがされていなかったキャラクターでもあり、リョータの前日譚、そしてまさかの後日談とその後まで描かれているとは思いもしませんでした。一応、映画の公式サイトではキャストの先頭に宮城リョータの名前が来ているので、彼が主役の映画というのは何となく察しはついていたものの(ネタバレを感じさせないために身長順またはポジション順になっている?)。沢北に続いて渡米後、プロ選手として活躍しマッチアップするなんて、予想の遥か上を行かれる内容となっていました。
兄が亡くなっている(または行方不明)、沖縄、海辺の秘密基地などのエピソードは、読み切り作品「ピアス」の主人公りょうたと共通する所が多い(同一人物かどうかは、同作のあやこも含め不明)。また井上先生自身の沖縄への思いなどもあって、それを託された宮城リョータというキャラクターの内面が、今回の映画でより丁寧に描かれているのを観る事が出来て大変満足です。原作からの枝分かれという捉え方が正しいのかもしれないが、元の原作の解釈を邪魔しない、良い肉付け・追加ストーリーだったと思う。演出面はちょっとグレ気味の17歳という雰囲気に、声優さんの声も非常にマッチしていたと思うし、90年代後半当時は日本人の学生にこんな頭のやついねーだろと思って見ていたパーマとツーブロックも、なんだか今風の組み合わせで笑えてきます。5人の中で一番今っぽい若者感出ているのがリョータかもしれない。というかスラダンのキャラは老けすぎで未だに殆どのキャラが30代に見えるんだが!?
少し気になった点もあります。幼かったとはいえ、リョータの妹は流石に家庭内の禁句ワード連発でそりゃお母さん泣くわと思ってしまった。誕生日ケーキのシーンも腑に落ちない。リョータがプレートを割って半分にしたり、自分の方だけ握り潰して砕いていた描写はまあ言いたい事は分かるんだけど。広島のIH出発の前日にそんなメンタルだったのかーと思うと、かなり重い。
◾️バイク事故と「おかえり」だけはイマイチ
原作でのリョータ加入は、陵南高校との練習試合後〜IH神奈川予選前の期間となっているが、三井一派に目を付けられて屋上で乱闘した後にバイク事故の(それも首にコルセットをして、覚醒後受け応えが覚束無い程の)大怪我で入院しているため、少なくともリョータがまだ1年生、つまり桜木流川が入学するよりも前の長い期間、学校には来ていなかった可能性が高い。なにしろ三井も前歯折られてるし。そんな大怪我をして、リョータは留年せず本当に進級できたのか?という疑問は残る。リョータはどのくらいの期間バスケ部から離れていたのか?
時系列で追ってみる(脱線がクソ長くてスミマセン)。作中では時間はJC単行本31巻のボリュームで約4ヶ月しか進んでいない。山王戦はIH2回戦であり、8月3日11:30に行われている。逆算すると神奈川県予選最終の陵南戦が遅くとも7月中旬頃?4校での決勝リーグやその前の予選1〜4回戦は平日に行われている描写もあるが、何戦かは同日開催があったとしても、神奈川県予選大会が始まったのは6月中と思われる。その前の期間に三井一派の体育館乱入事件と、さらに前に陵南高校の練習試合がある。乱入事件から神奈川県予選1回戦までは殆ど期間が開いてないと思われるが、乱入事件の少し前にリョータはバスケ部へ復帰しているので、時期としては恐らく5月下旬〜6月上旬頃だと予想される。仮にバイク事故が全治3ヶ月とすると、高校1年の3月はほぼ登校していない可能性が出てくる。多くの高校は授業日数の2/3の出席が進級条件となっており、授業日数は200日前後の所が多い。そのため欠席できる日数は65日前後と言うことになる。物語の時系列と怪我が全治3ヶ月(仮)という条件であれば、一応進級条件は満たしてはいる。屋上乱闘後に雪が降るので、そこからすぐにバイク事故を起こしている場合は12月下旬〜2月下旬くらいと予想される。するとやはり欠席可能日数の65日に引っ掛かり、進級は怪しくなってくる。
ここで何が言いたいのかと言うと、原作の序盤には「入院している」という理由で登場していなかったリョータだが、今回追加されたエピソードでは重篤なバイク事故に遭っていた事が明かされた。家族との関係性もあり、そこまで重いバックボーンを背負わせる必要はあったのか?という印象が残った。リョータまわりの追加エピソードがとにかくシリアスで重いのだ。普通に死んでいたかもしれないというのはショックだった。
音楽/音響やバスケシーンの迫力と疾走感が大変素晴らしく完成度が高いため、トーンダウンした回想で人物を掘り下げていく事で、映画全体のテンポは落ちるもののメリハリが付けられていたとは思う。さらに湘北メンバー5人でこのようなストーリーを追加できるキャラが他にいないというのも分かる。(三井とゴリは原作で過去の描写があるし、桜木流川についてはパーソナルな過去の掘り下げは個人的にはしてほしくない派である。桜木は原作に父親関連で数ページ、流川は旧作映画で一応ある。)
リョータは三井一派と乱闘して入院に至ったんだなーと観ている時は思ったものの、その後唐突にスクーターで走り出し事故に遭う。
このバイク事故については、最終的に母親との関係改善に繋げるため、物語の流れを作る上で用意したように思えてしまう。一時期ドラマや大作ゲームで連発された「おかえり」を、まさか大好きな原作漫画のリメイクとも言えるスポーツアニメの映画の終盤で、令和になっても未だに見せられるか〜〜というのが正直な感想。そのシーンだけは少し冷めてしまった。まあそれだけ、飾らない普遍的な表現という事なのかな。リョータの過去としてはそこまで不満のないエピソードであったが、母親と妹がどういう人物なのか殆ど分からないまま、上手くいっていない母子家庭の様子が流れていくので、バスケを通じて母親が何をどう感じておかえりに至ったのかがいまいち伝わりづらいように思う。山王戦の会場に来ている描写はあったが、母親の心理描写は殆ど無く終盤のリョータとの会話で読み解くしかない。とは言えそこを細かに描けというのも何か違う気がするが。
一方でバイク事故についてはもう一つ考察がある。井上雄彦作の別のバスケ漫画「リアル」は、障がいや車イスでの競技バスケがテーマとなっている。序盤の数巻しか読めていないため詳細には書けないが、主人公の一人の野宮はバイクで同乗者を下半身付随にしてしまう事故を起こしている。この野宮のアナザーストーリーとして、別の世界線ではリョータの今回のエピソードがあり、バスケを通じてそれぞれが懸命に生きているという、井上作品の繋がりを感じさせる作りになっているのかも?と予想。あくまで推測ではあるが。これならもう少し納得は行く。
ちなみに野宮という名前。桜木軍団の「他」は野間と高宮ですね。あと大楠。バスケをする主人公の良き理解者という事で関連しているのだろうか。そう言えば桜木軍団もスクーター4人乗りだったり5人乗りしてましたね。
◾️続編への期待
映画ラストで海外選手の中に山王沢北がおり、その対戦相手にはまさかの宮城リョータがいるという驚きの描写があった。リョータがプロというのも意外だったし、山王戦でオールコートゾーンプレス以外ほぼ絡みの無かった沢北とのマッチアップというのも新鮮だった(ハーフコートマンツーマンで沢北が床を叩いてリョータを迎え撃つ様子が、王者山王のエースと一介の高校のガードという構図から、リョータ個人を認識してる関係性に変化していてめちゃくちゃ良かった)。日本人と現地選手の身長差という都合もあろうが、ガードのこの組み合わせは全く予想していなかったので度肝を抜かれました。
時を経て元日本最強高校生とマッチアップする事になったリョータですが、作中も常に辛いマッチアップが続く苦労人。同じPGの翔陽藤真、海南牧、山王深津など全国トップの選手が並び、他のポジションと比べて見せ場は控え目(まあ原作は花道とミッチーの物語だからね)。そんなリョータが如何にしてプロに至ったのか、気になる所です。
今回の映画は原作通りの山王戦が描かれているわけですが、試合の描写で1点だけ改変がありました。それが円陣とそこでの声掛けです。ゴリがリョータに仕切るよう促がすあのシーン。これがまさに、映画のタイトル通り続編がある事を示唆しているんじゃないかと期待してしまいます。前述の全国トップクラスのガードは皆3年です(板倉は2年だけど。ボボォン!)。原作で牧については、冬の大会にも出る事が言及されているものの、リョータがキャプテンとして率いる翌年春からの高校バスケには、これらの選手はいません。2年は仙道がまだいるので、司令塔としてPGになってる可能性も無くはないけど、ヤツは流川のライバル(師匠?)だからね。
このままリョータを物語の軸として、翌年の湘北高校の試合が完全新規で描かれるのではないか、というのが一つ目の予想になります。その過程で三井のラスト試合が描かれるのか留年するのか、全日本ジュニアから戻った流川がプロに進むのか否か、そして花道が復活するのかどうか等々(ゴリは?)、スラムダンク第一部完のその後が気になったまま20年以上待っている読者の期待に応える続編が、映画版で来るのではないかと想像せずにはいられない訳です。The Firstの意味が初めてスラムダンクを観る方にも、というような意味合いらしいので、続編は無いのかもしれませんが、やはりキービジュアルのタイトルロゴが不自然に途中で切れているのがどうしても気になるのですよね。他のチームの分もあるんじゃないだろうか?
一旦落ち着きます。そもそも宮城リョータが主役だった事自体が意外な訳で、原作はやはり桜木花道の成長物語なのです。劇中何故か大幅カットされた花道関連の描写をメインに、他のキャラについての感想も次回書いていきたいと思います。宮城リョータ編はこれにておしまいです。
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