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映画「CUBE」シリーズ
- 2011-10-15 /
- 音楽・本・映画・アニメ・ドラマ
どうも、あかしゅです。
書きかけの下書き記事にCUBEという映画のレビューがあったので、
3本まとめて感想を書いてみます。日付見たら去年の12月だったので記憶も曖昧ですが・・・
ネタバレと言えるか微妙なネタバレも混ざるので、観る予定の人はスルー推奨。
書きかけの下書き記事にCUBEという映画のレビューがあったので、
3本まとめて感想を書いてみます。日付見たら去年の12月だったので記憶も曖昧ですが・・・
ネタバレと言えるか微妙なネタバレも混ざるので、観る予定の人はスルー推奨。
観た順番は、CUBE→CUBE2 HYPER CUBE→CUBE ZEROとリリース順通り。
世間の評判は、CUBE>>>越えられない壁>>>CUBE ZERO>CUBE2といった所。
僕も概ね同じ感想です。ジャンル的にはパニックホラーというのかな?
グロ表現も多々あるけどスプラッター映画とは違い、
不条理・理解不能で無機質な恐怖です。
登場人物は目が覚めると謎の立方体の中に閉じ込められていた。
立方体の面の中心にはハッチがあり、隣の部屋に繋がる細い通路があります。
この無数の立方体が連なる迷宮からの脱出を試みます。
部屋によっては殺人トラップが設置してあり、かなり高い確率で死ぬ。
この設定は3作共通です。
CUBE
初代CUBEは心理サスペンス的な要素が強く、CUBEの設定や背景よりも、
そこに閉じ込められた人間たちの倒錯と混乱にフォーカスした作品。
音楽も非常に不気味ですが、人の体温は感じられず、ひたすら無機質。
トラップも無数の針、酸、火炎放射、人間サイコロステーキ製造ワイヤーなど、
アナログで痛みを想像しやすいものばかりです。
トラップに関しては音声感知・分子探知などの「センサー」があり、
その部屋に入ると作動する仕組みになっています。
序盤に脱走のプロみたいなジジイが出てくるのですが、
ヒモを長くつなげた靴を部屋の中央に投げ込みトラップの有無を確認するという、
かなり原始的な攻略法を披露してくれます。
またトラップのある部屋に入ったら即死というわけではないので、
なんとか対策を考えながら進んでいくわけです。
登場人物がいまいちパッとしない俳優ばかりですが、黒人のウザさは異常w
自分が助かるためなら平気で仲間を見捨てたり殺したりします。
最後まで生き残ると思いがちなキャラも、
意外な所でアッサリ死んでいくので油断できません。
CUBEは謎に包まれており、最後の生還者もその後どうなったのかわからないので、
モヤッとした気持ちも残る一方で謎めいた世界観に魅力を感じます。
ただし結末に救いを求めると痛い目に遭う。「不条理」を楽しむ作品だと思います。
CUBE2 HYPER CUBE
さて、続編のCUBE2 HYPER CUBEですが、ガラッと作風が変わります。
そもそも監督さんが違う人みたいですね。タイトルの通り、
3次元の立方体から4次元の超立法体になり、ますます意味不明になります。
一番残念なのは「トラップがショボい」これに尽きる!!ほぼ全部CG。
トラップというより、部屋に入るのが無警戒すぎて前作の緊迫感がなくなったと感じます。
CUBEとCUBEのつなぎ目の通路から様子を伺いつつ靴を投げ入れて、
安全を確認し入室した所にまさかのトラップ発動!入室者惨殺!!
という不条理な恐怖が台無しに。
部屋の雰囲気も前作の薄暗く不気味に発光する壁と違い、
蛍光灯のような明るい配色で残念です。
登場人物としては洋ドラでよく見る女優さんの他、
食人鬼っぽいオッサンやアカズの少女、脱出を諦めセクロス始める男女など様々ですが、
初代の黒人ほど濃いキャラもおらずあまり印象には残りません。
序盤、食人鬼とこま切れになった時計のオッサンが
やけに至近距離で親しげに会話するので、
もしかしてこの人たちウホッなの?と不安になりましたがそんな展開もなく。
オチも微妙でした。
CUBE ZERO
本作に関しての感想は書き途中で終わってたので、印象に残ってる部分だけ。
今回新たに「CUBEの管理者側の視点」が物語として追加されており、
主役の若者と中年オヤジの他に、
中間管理職と思われる不気味な老紳士が出てくるのですが、
コイツの演技が実にムカつくというかわざとらしいというかw際立っています。
部屋の雰囲気やトラップなどは初代CUBEに準じた物に先祖がえりしており、
若干ですが緊迫感は復活しております。
最後、初代CUBEのネタ明かし的なシーンがありますが、だから何?という感じ。
管理者側の謎解きシーンと脱出者のシーンが切り替わるので雰囲気が統一されない。
中途半端にCUBEの実態をチラ見せされたという印象が残ります。
総評
初代CUBEが面白いと感じた人は、後の2作品は見なくて良いです。
特にCUBE2は3作を結ぶ要素が皆無なので、見なくてもなんの問題もない。
謎の立方体に閉じ込められた人間たちの心理描写を堪能できる初代CUBEが、
唯一楽しめるかなあと。そんな感じでした。
世間の評判は、CUBE>>>越えられない壁>>>CUBE ZERO>CUBE2といった所。
僕も概ね同じ感想です。ジャンル的にはパニックホラーというのかな?
グロ表現も多々あるけどスプラッター映画とは違い、
不条理・理解不能で無機質な恐怖です。
登場人物は目が覚めると謎の立方体の中に閉じ込められていた。
立方体の面の中心にはハッチがあり、隣の部屋に繋がる細い通路があります。
この無数の立方体が連なる迷宮からの脱出を試みます。
部屋によっては殺人トラップが設置してあり、かなり高い確率で死ぬ。
この設定は3作共通です。
CUBE
初代CUBEは心理サスペンス的な要素が強く、CUBEの設定や背景よりも、
そこに閉じ込められた人間たちの倒錯と混乱にフォーカスした作品。
音楽も非常に不気味ですが、人の体温は感じられず、ひたすら無機質。
トラップも無数の針、酸、火炎放射、人間サイコロステーキ製造ワイヤーなど、
アナログで痛みを想像しやすいものばかりです。
トラップに関しては音声感知・分子探知などの「センサー」があり、
その部屋に入ると作動する仕組みになっています。
序盤に脱走のプロみたいなジジイが出てくるのですが、
ヒモを長くつなげた靴を部屋の中央に投げ込みトラップの有無を確認するという、
かなり原始的な攻略法を披露してくれます。
またトラップのある部屋に入ったら即死というわけではないので、
なんとか対策を考えながら進んでいくわけです。
登場人物がいまいちパッとしない俳優ばかりですが、黒人のウザさは異常w
自分が助かるためなら平気で仲間を見捨てたり殺したりします。
最後まで生き残ると思いがちなキャラも、
意外な所でアッサリ死んでいくので油断できません。
CUBEは謎に包まれており、最後の生還者もその後どうなったのかわからないので、
モヤッとした気持ちも残る一方で謎めいた世界観に魅力を感じます。
ただし結末に救いを求めると痛い目に遭う。「不条理」を楽しむ作品だと思います。
CUBE2 HYPER CUBE
さて、続編のCUBE2 HYPER CUBEですが、ガラッと作風が変わります。
そもそも監督さんが違う人みたいですね。タイトルの通り、
3次元の立方体から4次元の超立法体になり、ますます意味不明になります。
一番残念なのは「トラップがショボい」これに尽きる!!ほぼ全部CG。
トラップというより、部屋に入るのが無警戒すぎて前作の緊迫感がなくなったと感じます。
CUBEとCUBEのつなぎ目の通路から様子を伺いつつ靴を投げ入れて、
安全を確認し入室した所にまさかのトラップ発動!入室者惨殺!!
という不条理な恐怖が台無しに。
部屋の雰囲気も前作の薄暗く不気味に発光する壁と違い、
蛍光灯のような明るい配色で残念です。
登場人物としては洋ドラでよく見る女優さんの他、
食人鬼っぽいオッサンやアカズの少女、脱出を諦めセクロス始める男女など様々ですが、
初代の黒人ほど濃いキャラもおらずあまり印象には残りません。
序盤、食人鬼とこま切れになった時計のオッサンが
やけに至近距離で親しげに会話するので、
もしかしてこの人たちウホッなの?と不安になりましたがそんな展開もなく。
オチも微妙でした。
CUBE ZERO
本作に関しての感想は書き途中で終わってたので、印象に残ってる部分だけ。
今回新たに「CUBEの管理者側の視点」が物語として追加されており、
主役の若者と中年オヤジの他に、
中間管理職と思われる不気味な老紳士が出てくるのですが、
コイツの演技が実にムカつくというかわざとらしいというかw際立っています。
部屋の雰囲気やトラップなどは初代CUBEに準じた物に先祖がえりしており、
若干ですが緊迫感は復活しております。
最後、初代CUBEのネタ明かし的なシーンがありますが、だから何?という感じ。
管理者側の謎解きシーンと脱出者のシーンが切り替わるので雰囲気が統一されない。
中途半端にCUBEの実態をチラ見せされたという印象が残ります。
総評
初代CUBEが面白いと感じた人は、後の2作品は見なくて良いです。
特にCUBE2は3作を結ぶ要素が皆無なので、見なくてもなんの問題もない。
謎の立方体に閉じ込められた人間たちの心理描写を堪能できる初代CUBEが、
唯一楽しめるかなあと。そんな感じでした。
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